リバーズ・エッジ
「行定監督の映画」という情報だけで、軽い気持ちでチョイスしてみたら、
お、おぅ・・・けっこう重たい感じの内容で。
どんぴしゃなのよね、きっと。時代背景が、自分の思春期の頃と。
だから、忘れてたあのムズムズした、恥ずかしい、ちょっと思い出したくない感情と向かい合うことになった。
そう、なんか恥ずかしいんだよね。
でも言語化したことがなかったので、これを機に向かい合ってみよう。バカだった思春期の自分の気持ちに。
恋愛、友情、SEX、映画内では、ドラッグ、暴力も出てきた。
あの頃、どんなものかわからない未体験のものが次から次へと自分に対して降り注いできて、感情を揺さぶってきた。
仲間外れになりたくない、イケてる感じでいたい。
1人になりたくなくて、なんか認めて欲しくて、異性から良いと見られたくて。
何を認めて欲しかったんだろう。何にもなくて空っぽだったのに。
いや、「空っぽだったから」、認めて欲しかったのかな。それでも存在価値あるよって。
そういう自分の気持ちと向き合わないまま、行動だけ起こすから、空回りして何やってんだよ・・・って後から恥ずかしい気持ちになるのかな。
「さみしさ」とか「恥ずかしい自分」をちゃんと見つめ、認めることができて、トンネル抜ける感じなのかもね。
映画の中で「生きていてよかったって思えることってある?」という質問に答えられない田島カンナが印象的で、私も同じく答えられなかった。おいしいもの食べた時、くらいかな・・・
「欲望」が最近ないな・・・それが老いなのか・・・
原作者の岡崎京子さんは、ヘルタースケルターの原作者でもある。
全然知らなんだ。漫画も読んでみたいかも
映画「寝ても覚めても」
酔っている。
なんか酔いたい気分で、赤ワインを飲んだ。
なので、感情的だ。そして映画を2本観た。
感情的な状態で映画を観た。いつもより冷静ではない。
こんな状態での感想を記録しておくことも大切なのかもしれないと思って書く。
観た映画は、以下の2本。
・サード・パーソン
どちらの映画も、男女間の感情を描いたものだった。
サード・パーソンについては「恋心」「家族愛」を考えさせられるものだった。
2本目に観た「寝ても覚めても」は「恋心」。
はっきり言って、2本目の映画は胸糞悪かった。
基本的に、私は「恋心」にイラつく傾向がある。
なぜなら「一過性のもの」だから。
映画のタイトルになっているように、「覚めるもの」だから。
「あったもの」が「無くなること」には悲しみを伴う。
だから、嫌いだ。私は「心を乱されること」に辟易する。
主人公の女は自分の本能のままに行動する。
で、その勝手な行動を受け入れる側が存在する。
受け入れる側は、なぜ受け入れるのか?
「好き」だからだ。
は?ふざけるな。私だったら許さない。
なにより「信頼」を大切にする。
自分がこの世に存在するのは、自分の意志から始まったものではない。
嫌でも生きている。
無くなりたいと思っていても存在してしまう。
存在し続けてしまう。望んでいなくても。
ならば、「必要とされている」と感じられる方が精神が保たれる。
だから親からの絶対的な愛は必要だし、親がいなくなった時に
親以外の誰かに必要とされている状態を望むのだろう。
「永遠」に「必要とされる」ことを望むが、残念ながら「永遠」はない。
ましてや男女間の「恋心」なんて一瞬のもの。
そんなものにいちいち影響させられるなんて、迷惑極まりない。
サード・パーソンで出てくる「Watch me」が印象的。
親子関係に恋人関係は勝てない。そんなことを感じた映画だった。
なんか深読みできそうだから、もう一度観てみたいが、即席の感想として。
で、恋心について。
一瞬のものだから、私はなるべく「本気」にならない。「執着」しないようにしているのかも。
それは、「傷つくこと」を避ける自分なりの手段なのだ。と気づいた。
本日は雨。私は雨が嫌いだった。なぜなら濡れるから。
濡れることを嫌だと思うことを回避するため、濡れてもいい服を着ることによって、「濡れて嫌な気分になること」を避けるようにした。
どうせ雨の日は濡れる。それはしょうがないから受け入れることにした。
そうすると、全然気分が違い、嫌いな雨の日を克服することができた。
それと一緒で、「恋心」に惑わされることを避けるために
私は「執着すること」を手放しているのかもしれない。
恋心に限らず、「傷つくこと」「希望通りにならないこと」を避けるために
「執着心」を手放しているのかもしれない。
期待はしない。希望は持たない。
防衛本能なのかもね。
で、映画「寝ても覚めても」。これって、なんか不倫の話題になりましたよね。
ある意味、映画の役に入り込んだ結果であり、がんばりましたね、って思った。
それが「永遠ではない恋心」であることをわかっていなかったって点は
残念極まりないけど。
いいっ!無加水鍋
先日購入した無加水鍋。
良かった!
どんな感じに仕上がるのかな~って楽しみで、
毎日なんかしら作ってみよ~って気分になり、いい感じ。
塩だけで十分おいしいし、アレルギーの人にはもってこいの調理器具ですな。
しかもカンタン。
ストウブなど高いヤツと、味がどう違うのかは不明だが現状満足なり。
アイリスオーヤマ 両手鍋 無加水鍋 20cm ガス火/IH対応 深型 お手入れ簡単 時短・節約 レシピブック付き レッド GMKS-20D
- 発売日: 2018/12/03
- メディア: ホーム&キッチン
なんだかメランコリー
弱音を吐く。
久しぶりに頬が腫れてしまったせいだろうか、
なんだかメランコリー。
頬が腫れてしまったのは、アレルギー症状で、何か食べ物が原因だろうが、どの食べ物かは、もはやわからん・・・。
昨年後半から仕事が忙しくなり、自炊せず既製品を食べることも増えていたし、年始は実家でおいしいおせちを食べたし、調子に乗りすぎたのでしょうよ。はいはい、すみませんねぇ。わるーござんした。私が悪かった。それしかない。だから辛い。
食べたいものが食べれないって、我慢している状態だからストレスになるんだよね。気分が落ち込んでても、むかつくことにお腹は減るし、生きることは食べることでもあるから逃れることもできず、だから辛い。食欲、無くなって欲しい・・・
しかし、食欲は無くならないから食べます。ならば少しは気分が上がるようなことを・・・
ということで、久しぶりに「ストウブ」を検索。ティファールの鍋が焦げ付くようになってしまったこともあり、新調したいなぁと。
「無水鍋」で調べてみるとたくさんある・・・。親切にも比較しているサイト発見。
むふむふ、アイリスオーヤマが安くて使いやすそう。でもーーー、このデザインはちょっといやだなぁ・・・
1つ前のやつなのかな?こっちの方が好み。
でもレッドはどこも売り切れなのね・・・残念。 ブルーで妥協する。
3,500円で無水鍋、初挑戦。
果たして今までとの味の差はいかに・・・
天才作家の妻 -40年目の真実-
「にこいち」的で「持ちつ持たれつ」の夫婦関係って良いよね。
先日観た「ミッドサマー」の最後に感じた「復讐心」にゾッとしたばかりだったが、この映画は、逆でした。「だよね」って安心した。
そこには相手への「感謝」があるからなのかな。
冒頭のベッドシーン、老夫婦がやめてくれよ・・・と思ったけど、仲良し夫婦なんだなぁと二人の関係性にニンマリしてしまった。ベッドの上で二人手をつないでピョンピョン跳ねるとか、ステキすぎでしょ。
しかし、話が進むにつれ・・・
ん?んー??夫ジョゼフよ、おぬしはもしや・・・女好き??そういう感じの人なの?と見えてきた部分に、だんだん不穏な気持ちに。
でも、妻への言動に嘘は感じられず「愛」を感じて、なんか微笑ましかったな。
女の口説き方が40年前と変わっていなくて、なんか微笑ましかったな。
最後の方に妻ジョーンがぶちキレて、夫に伝えた「今まで抑えていた気持ち」も、
その後に伝える「愛してる」って気持ちも、
夫ジョゼフが若い女の子に目が行っちゃって「口説きたくなっちゃう気持ち」も、
妻に「愛してる」っていう気持ちも、
全部真実なんだと思う。
お互いが、「お互い無しでは生きてこれなかったコト」を十分理解し合っているのかな、と。
男は歳をとっても、いつまでも「オス」。
これもまた真実。