天才作家の妻 -40年目の真実-
「にこいち」的で「持ちつ持たれつ」の夫婦関係って良いよね。
先日観た「ミッドサマー」の最後に感じた「復讐心」にゾッとしたばかりだったが、この映画は、逆でした。「だよね」って安心した。
そこには相手への「感謝」があるからなのかな。
冒頭のベッドシーン、老夫婦がやめてくれよ・・・と思ったけど、仲良し夫婦なんだなぁと二人の関係性にニンマリしてしまった。ベッドの上で二人手をつないでピョンピョン跳ねるとか、ステキすぎでしょ。
しかし、話が進むにつれ・・・
ん?んー??夫ジョゼフよ、おぬしはもしや・・・女好き??そういう感じの人なの?と見えてきた部分に、だんだん不穏な気持ちに。
でも、妻への言動に嘘は感じられず「愛」を感じて、なんか微笑ましかったな。
女の口説き方が40年前と変わっていなくて、なんか微笑ましかったな。
最後の方に妻ジョーンがぶちキレて、夫に伝えた「今まで抑えていた気持ち」も、
その後に伝える「愛してる」って気持ちも、
夫ジョゼフが若い女の子に目が行っちゃって「口説きたくなっちゃう気持ち」も、
妻に「愛してる」っていう気持ちも、
全部真実なんだと思う。
お互いが、「お互い無しでは生きてこれなかったコト」を十分理解し合っているのかな、と。
男は歳をとっても、いつまでも「オス」。
これもまた真実。