アレルギー克服!塩料理と映画鑑賞の日記

塩味のみの料理と、映画の感想を適当に書いてます。塩味だけで結構いけちゃうよ

コントが始まる

なんか、このドラマ、エモい。

 

ドラマってドラマっぽいセリフや場面がある。

たとえば、屋上で景色見ながら語り合ったり、都合よく立ち聞きしちゃったり。

でもこのドラマは、セリフにも状況にも「あるあるこんな感じ」と共感できることが多いからつい見入ってしまうのかも。お笑いの道に実際進んだ人もいたので余計に。

ちなみに、登場人物の潤平みたいな人、とても好み。

 

1.やりたいことを見つけて、その道につき進む人

2.やりたいことはあるけど、現実的に考えて、普通に就職する人

3.やりたいことも見つけられず、普通に就職する人

 

私は3だったので、やりたいことを見つけられてる人がうらやましかった。

見つけられたとしても、2の行動をとってたと思うけど。

 

芽が出ていないけど、このままやりたいことに突き進むか考える歳って、だいたい30歳くらいなのかな。

私は今40歳を目の前にして、30歳と同じく節目は感じるけど、このドラマの人たちが感じている場面や気持ちとはまた違うもんだな、と思う。

大人になってからも年々何かを得て成長していて、悩み、感じるテーマは違っているのだな、と感じる。

 

それでいうと、映画「ファイトクラブ」を観たんだが、興味深かった。

一度観たことがあったが、ほぼ内容を覚えていなかったし、観た当時感想としても、あんまり面白くなかったな、と思っていたと思う。

1999年の映画なので、おそらく高校生か大学生頃に観たのだろう。わからなくて当然。

当時は内容が、というよりブラピが出てるからという理由で観たと思う。

社会人歴を経た今見ると、大変興味深かった。

現実の自分と、こうなりたいと思う理想像。

モノで満足を紛らわそうとしていても、心の満足が得られていない。

血のみなぎるような、身体からゾクゾクするようなこと、してる?

そんなんでいいの?常識で考えていること、一回リセットしてみたら?

と問いかけられているような気がした。

今見ても全然古くない内容なのは、本質をついているからだろう。

 

高校・大学生頃に観た映画を、もう一度観なおすのは、自分の変化を感じられるので面白い。あの頃見えていなかったもの、感情に気づける。

 

コントが始まる、もファイトクラブも・・・

結局は、現実は資本主義だしカネがある方が安定した安心が得られる。

別に無くても幸せは感じられるし、個人の自由。でも生きていれば、他人と比べてしまうことだってあるし、そこで不安になることもある。

そんななんとも言えない「心のゆらぎ」を見ているようだ。