ミッドサマーーー
予告編で気になってたやーーーつ。
なんか不気味そうなやーーーつ。
観終わった後、いろんな考察を読むのがおもしろかった。
ルーン文字について事細かに説明してあったり。
なんか「わからないこと」って魅力的なんだろうな。
個人的に好みだった点
・タロットの世界のような、なんとなく怖くて不思議な絵、世界観
・色使い(衣装や自然)
・生と死に関する内容
歴史的にも閉じたコミュニティでは近親相姦で障害のある子どもが生まれていたはず。映画に出てくるホルガ村では、嫌悪せず「特別な存在」として扱っている点に、「へ~」と思った。
まぁ、これは物語だけど、「人間の生死をどのように扱うか」について、良い悪いは置いておいて、「なるほどね、そういう扱い方もあるかもね」と興味深く鑑賞。
泣きわめくダニーを囲み、村の女性たちが声を合わせて一緒に泣きわめいていたシーンが印象的だった。「一緒に悲しみを味わうこと」は救いになるの?
私だったらいらないな・・・
でも、家族が突然全員いなくなって、その上恋人に裏切られて一人になったら、どうだろう?自分だったら何を求めるだろう?
ダニーは救われているように感じたので、よかったねーと思ったが・・・
でもさ・・・いろいろグロいシーンとか、衝撃的な点は多々あった中で、何が一番怖かったかって、私は最後に彼女がにんまり笑った点だな。
復讐心って怖いよね。
きみの鳥はうたえる
なんとなく題名に惹かれて。
そして俳優陣に惹かれてチョイス。
若者のダラダラした生活。なんとはないやーつ。
こうゆうの、嫌いじゃない。
いい人/悪い人判断って別にしなくていいのに、なんとなくしちゃってる自分に気づく。主人公(僕?)の印象は最初悪くて、「何こいつ」って見てたけど、だんだん惹かれていっている自分がいた。
きっと彼の「適度な距離感」に自分と似たところをを感じたからだろう。
きっと彼の「人を思いやる気持ち」を感じたからだろう。(しかしひどい点もある)
私含め、人と適度な距離感を保とうとする人って、
・自分もあまり踏み込まれたくない
・心を乱されるのがめんどくさい(傷つきたくない)
のではないだろうか。
執着しない方が楽だから。
でも、主人公(僕)は最後に走って追いかけたね。にやにやした。
素直に気持ちを伝えるのって、良き。
最後のさちこの表情がなんとも言えなくて、良き。
こういう映画を見ると、大学時代のだらだら遊んだあの雰囲気、若さ、を思い出す。
本日のスープ
にんじんと大根のスープ、にんじんの甘さにびっくりした。
水600
欧風だし2袋
にんじん3本
大根1/3本
水に材料ぶっこんで、沸騰後、30分程度煮込むのみ。
※この欧風だし、小麦は含んでます
映画3本 その1
3月のライオン
私はこれまでに真剣に「勝負」をしたことがない。
と気づかされた映画だった。
中学の部活くらいだな・・・。短距離だったので、勝ち負けではなく順位がついて終わり。元々ナチュラルボーンで足が速かったから、1年生の時には学校の地域内で2位をとった。その後他校の選手は真剣に練習をしてメキメキと成長。3年生になる頃には、全然違う人たちが3位以内に入り賞状をもらっていたなぁ。
一方私はというと、足を怪我したことをいいことに練習はあまりせず、3年生の頃には8位くらいに落ちていたかな・・・。あんまり悔しくもなかった。怪我したししょうがないよね、と納得させて逃げていた節もある。
映画に出てきた、勝負に負けて取り乱す人たちを見て、思わず「えーなんでこんなになっちゃうの・・・ちいさっ性格わるっ」と思ってしまった。が、よくよく振り返ってみると、私も幼いころ兄とオセロゲームをやって、何回も負けておもしろくなくてすねた経験があることを思い出した・・・
勝負に負けて、ちいさっ性格わるって思っちゃうような行動をとるってことは、それだけ頑張っている証拠だし、頑張った人にしかわからないくやしさだよな。
やっぱり、勝負の世界にいる人は負けず嫌いなのだろう。負けてくやしい分、練習や稽古をがんばって、勝ちにこだわる。くやしさ(勝ちへの執着心)VS努力するキツさ。私のくやしさはいつも薄っぺらく執着心全般ないから努力する方を選ばないのだろう・・・
それほど真剣に取り組みたいものもない。あぁなんてかなしいこと!
本当は、一生懸命になれることを見つけたがっているのかなぁ・・・。
でもこの映画の主人公から、負けず嫌い感は感じられない。生きる道が将棋しかなかった。だから将棋をしている。その辺の設定も好み。単なるスポコンではない感じ。家庭環境の複雑さも、入り込んじゃう理由よね。
将棋について全く知識もなく興味もないが、勝負に挑む主人公の心の機微が感じられたせいか、後編までいっきに見てしまった。勝負中の棋士同士の心の対話の場面は、しびれた。全然テーマは違うけど、のだめカンタービレの音楽の世界と同じものを感じたりもした。
「具体的な言葉は必要なく、同じものを感じられている空気」これ好物。
私はヨガをやっている時、これを感じる。先生と雰囲気で会話できるのがウレシイ。
自分自身と対峙し、もがいている場面に、感動しやすいのかもな、私。
単なる将棋の勝負の話でなく、その点が描かれているから好みだったのかも。